今年のメーデーは、相変わらず組織労働者のための単なるイベントに変質しています。メーデーの由来は、１９世紀後半にアメリカの労働者が、８時間労働制を求める運動に対して、アメリカ政府が労働者を弾圧した日を抗議をするためでした。 青年労働者が、偽装請負の名による奴隷労働を強いています。青年労働者の中には、ネットカフェで寝泊りをしているネットカフェ難民と言われています。このような事態は、生存権や居住する権利を奪われているのです。ＪＲは、２年前の尼崎市内での福知山線の脱線事故の根本的解決をせずに、加害者やＪＲの労働者へのリストラで利潤を上げようとしています。 メーデーは、単なるお祭りやイベントでなく、全労働者が労働者いじめをする独占ブルジョアジーを許さない決起のイベントであり、職場と地域での組織労働者と未組織労働者と交流する日です。日本のメーデーが、世界並に祝日として定め、労働組合が全労働者を対象にメーデーの歴史と意義、重要性を教育することです。
