自民党総裁選挙は、9月20日に同党国会議員と同党党員が投票を行いました。安倍晋三官房長官と麻生太郎外務大臣、谷垣禎一財務大臣の3氏が争いました。選挙の結果は、安倍氏が自民党総裁に選ばれました。
安倍氏は、小泉政治の規制緩和と格差社会拡大、高齢者・障害者への生活切り捨て、失業者の増大、アメリカへの従属、アジア外交の軽視を受け継ぎます。
そして、安倍氏が、北朝鮮による拉致事件や核ミサイルの脅威を利用した日本での核兵器の保有と日本国憲法第9条の下の集団的自衛権の行使、教育基本法の改悪をすすめようとしています。
世界は、アメリカによるイラク戦争やレバノン戦争、キューバへの経済封鎖、ベネズエラのチャベス大統領への干渉に批判が続出しています。世界政治の流れは、アメリカ帝国主義に対抗する非同盟諸国とヨーロッパ共同体、アジア共同体、中南米共同体が主流になっています。安倍政権は、世界政治の流れから逆行したアメリカ従属と戦争国家、日本の滅亡に導く戦後の歴代政権の中で最も危険です。
野党が、自民党と公明党が支える安倍政権からの政権交代のために、当面は沖縄県知事選挙の沖縄の5党推薦候補者の勝利と地方選挙での反安倍の議員拡大、参議院議員選挙での反安倍政権派の議員拡大に全力を挙げて取り組むことです。