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合同労組運動の学習会

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 私は、6月23日に全国一般大阪地本の学習会に参加しました。各支部から20人が参加しました。学習会のテーマは、「合同労組運動の今日的意義と課題」です。講師は、福井工(たくみ)副委員長です。
福井氏は、まず「総評が1955年に|羈愨感伴圓涼亙?らの集団就職、中小企業での半封建的な労使関係、常用工と臨時工の労働者間の差別を背景に加盟組合に10円(現在では1000円に相当する)の組織化カンパと全国に100名の組織オルグを配置させて全国一般を結成させた。」と総評の中小企業や臨時工、社外工の組織化に取り組んだことを述べました。
 福井氏は、合同労組の特徴として「全国一般が、企業にとらわれない個人加盟の組合であることと組合員がどこの職場でも活動できること、組合員が少数であっても、組合が組織を挙げて支援できる共闘体制を取れること、労働組合の御用化が防止できることを特徴としている。」と述べました。
福井氏は、合同労組と企業別組合の違いを述べた後全国一般の1961年当時の闘争総括「労働組合活動の全般的改善をめざすあらたな出発」や中央労働委員会元役員の直井春夫氏の「合同労組とは何か」の著作を使いながら全国一般の理論的な裏付けを明らかにしました。
 福井氏は、大阪地本の歴史に触れ「大阪の全国一般は、2回の分裂の経験で『大阪一般合同労働組合』や『ユニオンおおさか』の個人加盟の受け皿を作って、組合員が自前の組織拡大や争議支援をしてきたので当初の木材関連の合同労組から様々な業種で組織された合同労組の成長した。」と述べました。
最後に、福井氏が、「ユニオンおおさかが、幹部お任せでなく、組合員がユニオン一員として運動に加わり、支部のたたかいがユニオン全体のたたかいとして位置付けること、組合員が、未組織の仲間の労働相談の活動に取り組むこと、労金・全労災の共済活動への取り組みや世代交代なかでの幹部の育成にも取り組みをつよめることを呼びかけたい。」と締めくくりました。
 参加者が、福井氏の講演を受けて発現をしました。事務職の組合員は、「私が組合作ることから団体交渉まで、自分たちで組合作りができたのは、地本の役員のアドバイスがあったから全国一般に定着することができた。」と全国一般の運動に賛意を述べました。広告関係の組合員は、「私たちは、現在地方労動委員会や裁判での闘争に入っているが、正規職員だけのたたかいになっている。職場の周りの非正規の職員の仲間が、組合に入ると会社からの契約解除の攻撃を受けているため大変苦慮をしている。」と派遣労働者の権利剥奪のたたかいの困難さを明らかにしました。私学関係の組合員は、「学校が定年退職者の雇用継続者と正規教員との賃金格差や正規教員だけの就業規則が大変な問題になっていることに加え、学校が、私たちに対し昇格差別をしている。」と定年退職者への差別をしていることを明らかにしました。私は、「|楼茱罐縫ンができているが、地域限定になっているので全国的な視野が必要、派遣労働者があらゆる業種で広がっている、自治体が民間に施設の業務委託する指定管理者制度のもとで働いている民間の仲間が放置されている点を克服するには、全国一般が受け皿にすることが大事です。」と述べました。
 福井氏は、参加者の意見や質問を聞いて「派遣労働者が請負とした偽装派遣で派遣元で働かせられて、労働基準法の枠外に置かれている。派遣大手のクリスタルが1億円の利益を上げている。指定管理者の元で働かせられている労働者は、自治労と相談をしながら組織化をすすめていきたい。ある支部では、職場の組合員と職場の幹部との関係がいいのですが、地本の役員が職場に入ると関係が悪化したために、支部の幹部が会社側のリストラ攻撃の策略にはめられて自己退職をしてしまいました。これは、職場の幹部と地本の役員の認識のズレでした。この問題は、今後の課題としています。」
 私がこの学習会で感じたのは、全国一般が自治労と組織合同をして、|羮企業や公務関連、派遣、アルバイト、パートの未組織の仲間を組織すること、∩換馘な視野と産業別視点でたたかい方針を立てること、職場を基礎にした組合運営の定着、た場の状態をリアルに捉え、職場の労働者の気分・感情にかみ合った職場政策の立案と具体化、ゴ管瑤、組合員に依拠した指導と統率力、Α峺世Δ海箸牢蔽韻世韻鼻⊆汰は難しいよ。」の現実主義者の組合主義(右の傾向)や「御用組合はだめだ。戦闘的(少数の)労働組合こそが大事だ。」の跳ね上がりの組合主義(左の傾向)が組合運営の原則の逸脱を克服することなどを含めて組合運動の改革を感じました。
http://www.jichiro.gr.jp/shinbun_kiji/1866/1866_03.htm
http://www.jichiro.gr.jp/tsuushin/716/716_1.htm