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チリ大統領選挙の民族保守と急進左派との争い

 チリ大統領選挙決選投票が、2021年12月19日に行われ、保守連合のホセ アントニオ カストと左派連合のガブリエル ポリッチの争いになりました。
 ポリッチがカストを僅差で当選しました。チリの大統領選挙が、2012年の自由投票制になって中道保守と中道左派の争いから保守本流と左翼本流の争いになっています。任期は、2022年3月から4年間です。

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 チリの国政は、上院と下院の2院制でこうせいされています。上院議員(定数38)の任期は8年。下院議員(定数120)の任期は4年です。
 ラテンアメリカの政治は、①アメリカを通したニューコートの経済と軍産複合体支配の拠点、②石油や鉄、銅、硝石の資源のドル建てによる輸出、③ニューコートを通した買収による賄賂政治、④教育や犯罪、医療施策の貧弱と非常事態になっています。
 チリが新型コロナウイルステロのによる非常事態に陥る寸前になろうとしました。しかし、アルゼンチンやブラジル、ベネズエラ、コロンビア、ペルー、ニカラグアのような債務超過やテロ、インフレと失政が及ぶ影響に受けられないようにアメリカに頼らず、AIIBやBriCS、一路一帯、ラテンアメリカ経済同盟と言ったパイプを持って経済戦争や軍事紛争の魔の手に警戒しなければならない。
 ガブリエル ポリッチは、下院議員出身の35歳の最年少の大統領です。そして、新しい左翼政党の社会収束党の結成の創設者であり、チリの教育条件の要求を勝ち取っている高校生や学生の市民運動のリーダーでした。
 ガブリエル ポリッチが、2019年の1972年のアウグスト ピノチェット将軍による軍事支配のもとで制定された憲法改定を求める反政府運動に連帯して、憲法改定のプロセスの推進に立場です。
 ガブリエル ポリッチの選挙公約は、①高所得者への課税強化や②チリの金銀銅の大規模鉱山の利得に対する課税強化、③最低賃金の底上げ、④チリのさらなる教育条件の引き上げ、⑤健康保険のシステムの簡素化、⑥新型コロナウイルスの感染防止、⑦環境税の課税強化、⑧年金制度の改善です。
 日本は、TPP(環太平洋経済連携協定)に加盟しています。しかしチリがTPP加盟に慎重です。日本とチリは、2007年に経済連携協定(EPA)を結んでいます。
 日本のチリへの輸出は、自動車や電子機器、機械、緑茶、柿、日本酒、長芋などです。一方、チリの日本への輸出は、銅やモリブデン、マス、銀鮭、ワイン、牛肉、豚肉、鶏肉、ウッドチップです。チリとの貿易は、中国や韓国、台湾に次ぐ重要なパートナーです。
 社会収束党と言う新しい急進左翼政党のリーダーのポリッチがチリ大統領の就任は、ビノチェト将軍時代の憲法改定の一歩、教育政策が貧困層に向き、アメリカの鉱山支配をやめさせることに期待できます。
 立憲民主党共産党社民党、れいわ新選組の立憲野党が、チリ大統領選挙についての特徴や結果から何を研究するかと言った主張やコメントが皆無です。
 立憲民主党共産党社民党、れいわ新選組の立憲野党と国民民主党が、チリの政治や市民運動から自民党公明党の連立政権交代のヒントを得るように夏の参議院選挙や次期衆議院議員大阪府知事選挙、大阪市長選挙に取り組もう。

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