日本共産党への手紙がAmazonを通じて購入しました。日本社会党への手紙が、日本共産党への手紙に続いた特集本です。
日本共産党への手紙の著者は、評論家の松岡英夫とフリージャーナリストの有田芳生です。有田芳生が参議院議員になる前、新日本出版社の編集をしていました。
有田芳生は、この著者になった理由で日本共産党から除籍の処分になりました。
有田芳生が、しんぶん赤旗でインタビューに出演していた加藤周一や住井すゑ、黒田了一元大阪府知事、寿岳章子がしんぶん赤旗でふれていない日本共産党への問題点を指摘しています。
日本共産党と距離を置いている稲葉三千男元東久留米市長と加藤哲郎、日高六郎へのインタビューは、日本共産党に耳障りと感じさせます。
日本共産党への論客の清水慎三や藤井一行、田口富久治は、①ヨーロッパの左翼党や②社会民主進歩政党、③スペインのポテモス、④ベネズエラの統一社会党と言った新たな左翼政党の予言をしています。
日本社会党への手紙は、日本社会党所属の国会議員やジャーナリスト、芸能人、市民団体、労働組合などの幅広く掲載しています。日本共産党への手紙は、日本共産党の国会議員や全労連の組合関係者が不在です。
日本共産党への手紙のインタビューは、労働組合関係者が共産党の労働組合対策に不信感で批判すれば共産党からしんぶん赤旗を通してバッシングの嵐に晒されるリスクを負いたくないのです。
中西五洲元全日自労委員長の日本共産党の離党やフリージャーナリストの萩原遼の日本共産党から除籍は、日本共産党の独特の組織スタイルと労働組合対策、ジャーナリズムに合わなかったのだろう。
私は、日本共産党が認めるマルクスやエンゲルスの文献第一やレーニンの著作不充分に同調せずに①時代に関わらない普遍性と②彼らが生きてきた特殊性を理解しながら、デジタル媒体に拘る活動家の安易さに距離をおいています。