私は、ハードロック・ヘビーメタルだけでなく、モーニング娘やジャズなども聞きます。ハードロック・ヘビーメタルのことを毛嫌いされたのは、年配の共産党員だけではなく、当時の同年代の青年党員や後輩の党員からも毛嫌いされました。この人たちは、ジャパニーズ・ミュージック(特に癒し系やほんわか系)が多いようでした。そして、この人たちが日本共産党や民青同盟で疲弊しているのでどうしてもノリのある大陸的な発想に立てない、「島国的」根性な音楽に憧れるのでしょう。
ハードロック・ヘビーメタルに入ったのが、AC/DCやヴァンへイレン、ブラックサバス、サクソン、ライオット、スレイヤー、ラッシュ、テッドニュージェント、グランドファンクレイルロード、バウワウ、ジミヘンドリクスなどかなり多彩です。私の家庭では、私が小さい時に演歌が流れていて「大人の音楽」に影響を受けました。そのときに覚えているのが、一節太郎の「浪曲子守歌」でした。この時の詩が衝撃的でした。このことが「うたごえ文化なんかくそ食らえ。」と思った原因だと思います。
モーニング娘は、ヨッシーのファンです。娘は、オリジナルメンバーがいなくなり当時のファンから見て不安だと思いますが、「新生モーニング娘」に期待をしています。
私の弟は、河合奈保子のファンクラブに入っていました。私は、「あんな子のどこがいいのかな。根性がなさそうな子だな。そうは長くは続かないだろう。」と思っていました。河合奈保子が嘉門達夫と一緒にMBSラジオの「ヤングタウン」でバラドルに転進する新天地を切り開きました。嘉門達夫の能力引き出しが功を奏したと思います。藤本美貴(ミキティー)も河合奈保子の路線を引き継いでいると思います。
うたごえ運動は、インターナショナルを歌わないし、「ヒロシマのある国で」とか「ケサラ」からヒット曲が出ていないなど停滞気味で後退していると考えられます。21世紀のうたごえ運動は、非正規労働者やニート、原爆被害者の3世・4世の実相を曲にした作品をつくることと考えられます。作曲や作詞、編曲は思い切って今売れている人に任せてもいいと思います。モーニング娘もうたごえ運動の活動家も同じ音楽を表現する仲間として連帯していくことが大事と考えています。
私が考えている働く人の音楽は、本当に働く人が踊り、ノリ、歌いなど支配勢力の気兼ねなく組合幹部や政党幹部のいやみなんか蹴飛ばすぐらいによい人間生活ができる「潤滑油」の役目を果たすものだと考えます。