大阪市会議員中央区投票区再選挙(定数1)が3月13日告示、同月22日投開票で行われました。当選は、塩中一成衆議院議員前秘書(大阪維新の会公認)です。
この選挙は、元大阪維新の会の大阪市会議員が公職選挙法違反の裁判で有罪判決を受けて、補欠選挙でなく再選挙になりました。再選挙のケースは戦後の日本の政界にあまりありません。
立候補者は、権世幸蔵前大阪市会議員(自民党公認)と塩中一成衆議院議員前秘書(大阪維新の会公認)、小川陽太前大阪市会議員(共産党公認)の三氏です。
今回の再選挙は、①大阪維新の会主導の暴走運営にストップをかけて、②新型コロナウイルス対策が非常事態の段階に備えられること、③大阪市の行政区変更の2度の住民投票の実施の是非、④IR施設の誘致の是非を問われました。
私は、選挙の最中に知人の中で権世幸蔵と小川陽太の両候補と分かれていました。私の姿勢は、大阪維新の会反対勢力の分断にならないように自主投票の立場です。
権世幸蔵前大阪市会議員は、大阪維新の会の候補者と接戦になるほど力量が落ちています。小川陽太前大阪市会議員は、立憲民主党や社民党の支援を得て2019年の大阪市会議員中央区投票区選挙の時より得票が増えています。
自民党や公明党主導の大阪維新の会反対勢力の力量が、2015年の大阪市の行政区変更を巡る住民投票の時より伸び悩みする中で、立憲野党を含めた大阪維新の会反対勢力の力量アップが新たに必要です。